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2018.06.14 NEW

つみたてNISAの“始め方がわからない人”のための選び方実践講座

つみたてNISAの“始め方がわからない人”のための選び方実践講座のイメージ

「つみたてNISA」が「お得なのに手軽」な制度だということは理解した。でも、どの商品を選べばいいの? 誰か教えてください!

川口基さんのイメージ

2018年1月からスタートした「つみたてNISA」。1,000円から積み立てできたり、「非課税枠」があったり、購入時手数料がゼロだったり。とても魅力的なのは理解できる。口座開設もネットで簡単に済ませた。でも、数ある商品の中から何を買えばいいのか分からない…。
そんな人たちのために、野村證券マーケティング部資産形成推進課の川口基さんに、商品の選び方について伺った。

「つみたてNISA」の魅力はわかりました。けれど、実際に始めようとすると、どの商品をどうやって購入すればいいのか迷う人も多いのではないでしょうか…。

はい。まず購入するには、証券会社で口座を開設し、「つみたてNISA」の申し込みをします。

ということは、商品選びの前に証券会社を選ばないといけないということでしょうか?

そうですね。証券会社から選んでもいいですし、商品をまず選んでその商品を扱っている証券会社を探すという方法もあります。今回は、証券会社を選ぶところからお話ししましょう。

まず、証券会社には、インターネット専業型の証券会社や店舗型の証券会社があります。今は、店舗型であってもインターネットで取引ができるところが多数ありますので、店舗のほうが対面でサポートを受けられて安心、という人には店舗型をおすすめします。一方、自分で判断ができ、サポートが必要ないという方であればインターネット専業型も選択肢になるでしょう。

一般的にインターネット専業型は、手数料が割安になるのですが、「つみたてNISA」に関しては、もともと信託報酬が低く、購入時の手数料が0円の商品に限定されていますので、手数料はさほど気にしなくてもいいと思います。

手数料に差がないのであれば、サポートの有無が選択のポイントかもしれませんね。その他に選ぶポイントはありますか?
川口基さんのイメージ

商品数もチェックするといいでしょう。たくさんある商品の中から選びたいのか、もしくはある程度絞られている中から選びたいのか。ご自身の性格や比較検討する時間の有無で決める人が多いですね。
野村證券の場合は「つみたてNISA」の対象商品を厳選に厳選を重ねた6ファンドに限定しているのですが、実際に「時間はあるけど優柔不断なので、商品数が絞られている証券会社にしました」という声もありました。

うーん。でも、たとえ商品が少なかったとしても、選べる自信がないのですが…。

そういうときは、その商品が「アクティブ型ファンド」、「インデックス型ファンド」、「バランス型ファンド」のどれか、という視点で選んでいくといいと思いますよ。

すみません。はじめて聞く名前ばかりで、まったく頭に入ってきませんでした。違いは何なのでしょうか?

簡単にいうと、「運用方針」の違いです。「アクティブ型ファンド」は、「プロが銘柄を選んで運用をする」商品です。投資の専門家、いわゆるファンドマネージャーが、日本株やTOPIXなどの「株式指数や市場平均を上回る成果」を出していくことを目的にしています。

次の「インデックス型ファンド」は、「市場全体の動きに合わせた運用」を目指すものです。インデックスと呼ばれる、日本でいう日経平均やTOPIX、アメリカのNASDAQなどの値動きに連動するように運用を行います。

では、残った「バランス型ファンド」はどのようなものでしょうか??

はい。バランス型ファンドは国内外の株式や債券、REITなど複数の資産に一つのファンドで投資することができる商品です。色々な資産に投資したい方におすすめです。

まとめると、証券会社の選び方としては「購入時手数料は変わらない」ので「サポートの有無」で検討、商品については運用方針に応じて検討いただくといいのではないでしょうか?

以上、3回に渡って若者に注目を集める「つみたてNISA」について特集をしてきたがいかがだっただろうか。ぜひ、自分にあった商品をみつけて、このお得な商品を活用して欲しい。

NISAのご利用にあたり、ご留意いただきたい事項
  1. 日本にお住まいの18歳以上の方(NISAをご利用になる年の1月1日現在で18歳以上の方)が対象です。
  2. すべての金融機関を通じて、同一年内におひとり様1口座に限り利用することができます。
  3. 特定預り、一般預りで保有している上場株式等をNISA預りに移管することはできません。
  4. NISA預りとして保有している上場株式等をNISA預りのまま、他社に移管することはできません。
  5. 年間投資枠はつみたて投資枠は120万円、成長投資枠は240万円です。また非課税保有限度額(総枠)は、成長投資枠・つみたて投資枠合わせて1,800万円、そのうち成長投資枠は最大で1,200万円までとなります。なお、非課税保有限度額については、NISA口座で上場株式等を売却した場合、当該売却した上場株式等が費消していた分だけ非課税保有額(NISA口座で保有する上場株式等の残高)が減少し、その翌年以降の年間投資枠の範囲内で再利用することができます。
  6. NISA預りに係る配当金等や売却損益等と、特定預り、一般預りとの損益通算はできません。また、NISA預りの売却損は税務上ないものとみなされ、繰越控除はできません。
  7. NISA預りから払い出された上場株式等の取得価額は、払出日の時価となります。
  8. NISA預りとして保有している公募株式投資信託の分配金は非課税となります。ただし、当該分配金を再投資する際、当社ではNISA預り以外のお預り(特定預りや一般預り)でのご購入となります。
  9. 投資信託の分配金のうち、元本払戻金(特別分配金)は、NISA預りでの保有であるかどうかにかかわらず非課税であるため、NISA預りにおける非課税のメリットは享受できません。
  10. お客様のご住所・お名前・お取引店が変更となる場合、または国外に出国する場合等は、所定の書類をご提出いただく必要があります。
  11. 成長投資枠、またはつみたて投資枠で買付けた投資信託について、原則として年1回、信託報酬等の概算値を通知いたします。
成長投資枠のご利用にあたり、特にご留意いただきたい事項
  1. 当社が成長投資枠で取扱う金融商品は、上場株式、上場投資信託、不動産投資信託、公募株式投資信託等の他、国外の取引所に上場する当社所定の株式等(ただし上場新株予約権付社債、外国籍の公募株式投資信託等、整理・監理銘柄に該当する上場株式、信託期間20年未満またはデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等、もしくは毎月分配型の投資信託等を除く)です。
  2. 国内の上場株式等の配当金等は、株式数比例配分方式を利用して受領する場合のみ非課税となります。株式数比例配分方式のお申込みはお取引店にお申付けください。
つみたて投資枠のご利用にあたり、特にご留意いただきたい事項
  1. 当社がつみたて投資枠で取扱う金融商品は、当社で選定した、法令等の要件を満たす公募株式投資信託等になります。
  2. つみたて投資枠のご利用には、積立契約(累積投資契約)を締結いただく必要があります。この契約に基づき、定期かつ継続的な方法で買付けが行われます。
  3. 法令により、当社は、NISA口座に初めてつみたて投資枠を設けた日から10年を経過した日、及び同日の翌日以後5年を経過した日ごとの日における、お客様のお名前・ご住所について確認させていただきます。確認ができない場合は、新たに買付けた金融商品をNISAへ受入れることができなくなります。
つみたて投資枠を利用した投資信託のお取引について

購入時手数料はございません。なお、換金時には基準価額に対して最大2.0%の信託財産留保額を、投資信託の保有期間中には信託財産の純資産総額に対する運用管理費用(信託報酬)(最大1.65%(税込み・年率))等の諸経費をご負担いただく場合があります。
投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とするため、当該資産の価格や為替の変動等により基準価額が変動することから、損失が生じるおそれがあります。個別の投資信託ごとに費用やリスクの内容や性質が異なりますので、ご投資にあたっては目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。

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