外国債券は、株式や投資信託と比べ、あまり馴染みがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか？
その商品性を理解してみると、実はご自身の運用のお考えに近い投資商品かもしれません。
ぜひ「外国債券」の特徴や魅力を知って、ご自身の資産に組み入れてみませんか？
債券（利付債）の基礎
「債券」とは、国や地方公共団体、民間企業などが発行している借用証書のようなものです。
株式や投資信託と異なり、利子や償還金をいつ、いくら受け取ることができるのか、ある程度、予定を立てられることが特徴です。
一般的に債券が株式と比べ低リスクと言われる理由は、償還時に額面金額に戻る（単価100.00で償還する）という特徴があるからです。
- ※税金は考慮していません。
- ※グレー色のラインは債券価格の値動きのイメージです。
「外国債券」は、発行体・通貨・市場のうち、いずれかが外国である債券のことを指します。
そのうち外貨建ての債券の場合は、円以外の通貨（外国通貨）で買付金額を払い込み、外貨で償還金や利子が支払われるため、円換算した場合に、為替相場の変動の影響を受けます。
一方で、海外では日本よりも金利水準が高い国が多く、円建ての債券に比べ、外国債券は利率が高くなる傾向があります。
外国債券への投資では、為替変動によるリスクだけでなく、様々なリスクがあるので、正しく理解しておきましょう。
- 外国債券投資の主なリスクはこちら
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信用リスク
発行体の財務状況等に重大な問題が生じると、利払いが遅れたり、投資資金の回収ができなくなることがあります。
金利変動リスク
債券の価格は、一般的に市場金利の上昇時には下がり、市場金利の低下時には上がる傾向があります。また、償還までの残存年数の長い債券の方が影響が大きくなります。
流動性リスク
市場での取引量が少ない債券は、売却しようと思ったタイミングや条件で売却できない可能性があります。
途中償還リスク
満期まで保有するつもりが、発行体の都合により満期前に償還されてしまう場合があります。その場合、その後に受け取る予定だった利子が受け取れなくなります。
為替変動リスク
為替レートが変動することにより、保有資産を円換算した場合の価値が、上がったり下がったりします。
カントリーリスク
投資している国や地域の信用リスクで、政治・経済・社会情勢などの変化によって債券の価格や為替レートに大きな影響を受けることがあります。
※ 債券投資のリスクは上記に限定されません。
外国債券投資の3つの魅力
日本と主要国の金利比較
海外では日本よりも金利水準が高い国が多く、そういった国で発行される外国債券に投資することで、高い利回りの恩恵を受けることができます。
（出所）ブルームバーグより野村證券投資情報部作成
- ※データはいずれも2024年8月16日現在。
- ※上表は過去の実績を示したものであり、将来の投資成果を示唆または保証するものではありません。
損益分岐点
外国債券は金利（利率）と期間（年限）が決まっており、償還時に額面金額が満額支払われることから、償還日まで保有することを前提とすると、「損益分岐点」を試算することができます。
【損益分岐点をシミュレーションしてみましょう】
1ドル＝150円の時に利率3.0％米ドル建て債券を額面10,000ドル（単価100.00％（注1））購入して、
10年間運用（償還まで保有）した場合の損益分岐点をシミュレーションしてみます。
（出所）野村證券作成
- （注1）購入単価は、額面100に対するパーセントで表示しています。
- （注2）利金には20.315％の税金がかかりますが、この試算では考慮しておりません。
- ※債券の単価は金利の影響等によって日々変動し、償還時に単価100.00で償還します。
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本シミュレーションでは、利息はドルで受け取り、償還時に償還金額とまとめて円換算することを想定しています。
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本シミュレーションは説明用の試算例であり、実際の結果とは異なります。また、あくまで償還まで保有したことを前提とした試算であり途中売却時の結果は異なります。
- ※為替スプレッド、税金等は考慮していません。
オンラインで平日夜間や休日も取引可能（※）
外国債券はオンラインサービスでのお取引が可能です。注文時間は平日の日中だけでなく、夜間や休日など（※）、お好きなタイミングでお取引いただくことができます。
- （※）26:00～翌日6:00の間はオンラインサービス利用時間外のため、注文できません。
「新発債券」と「既発債券」について
債券には「新発債券」と「既発債券」があります。
「新発債券」はその名の通り、新しく発行される債券です。一定の申込期間中のみ購入が可能で、購入時の単価は申込期間中は同じです。
新発債券の発行は不定期で、その情報は野村證券のホームページやオンラインサービスでご確認いただくことが可能です。新発外国債券のオンラインサービスでの注文受付時間は、原則、売出開始日の9:00頃～売出最終日の15:30までです。
「既発債券」はすでに市場に流通している債券です。流通市場のバランスにより、単価と利回りが日々変動します。既発外国債券の注文受付時間は平日10:00頃～15:30です。なお、予約注文に限り、平日夜間や休日も注文が可能です。
- ※新発債券の売出期間中15:30～翌9:00までのご注文、および、既発債券の平日6:00～8:30、16:00頃～26:00、休日や現地休場日の6:00～26:00のご注文は予約注文となります。
- 債券の手数料等およびリスクについて
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債券を募集・売出し等その他、当社との相対取引によってご購入いただく場合は、購入対価のみお支払いいただきます。債券の価格は市場の金利水準の変化に対応して変動しますので、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがあります。加えて、外貨建て債券は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。
詳しくは、契約締結前交付書面、目論見書、等をよくお読みください。
- 手数料等およびリスクについて
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当社で取扱う商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等（国内株式取引の場合は約定代金に対して最大1.43％（税込み）（20万円以下の場合は、2,860円（税込み））の売買手数料、投資信託の場合は銘柄ごとに設定された購入時手数料（換金時手数料）および運用管理費用（信託報酬）等の諸経費、年金保険・終身保険・養老保険・終身医療保険の場合は商品ごとに設定された契約時・運用期間中にご負担いただく費用および一定期間内の解約時の解約控除、等）をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引をご利用いただく場合は、所定の委託保証金または委託証拠金をいただきます。信用取引、先物・オプション取引には元本を超える損失が生じるおそれがあります。証券保管振替機構を通じて他の証券会社等へ株式等を移管する場合には、数量に応じて、移管する銘柄ごとに11,000円（税込み）を上限額として移管手数料をいただきます。有価証券や金銭のお預かりについては、料金をいただきません。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、等をよくお読みください。