在宅期間に利用者増加! オンラインを楽しく上手に駆使する資産運用のコツ

2021年05月26日

コロナ禍で「ステイホーム」や「リモートワーク」が定着しつつある現在。定年を迎えて仕事がひと段落した人はもちろん、まだまだ現役という人も、自宅で過ごす時間が格段に増えていることだろう。

そうした中、“おうち時間”を有効に活用する手段として注目を集めているのが、家にいたまま投資ができる「オンライン取引」だ。

とはいえ、営業担当者のアドバイスを受けず、オンラインだけで取引することには不安も残る。「インターネットであれこれ検索し、自力で投資情報を収集する自信がない」という人も、少なからずいるだろう。そこで、投資情報の「量」と「質の高さ」で投資家をサポートする野村證券で、「オンライン取引」のプラットフォームとなる「オンラインサービス」を手掛ける同社営業企画部デジタル・プラットフォーム企画課・岡村邦弘(おかむら くにひろ)さんに、「オンラインサービス」や、そこで提供される投資情報の活用術について聞いてみた。

コロナ禍でオンラインサービス契約数が増加

──オンラインサービスと聞くと、その名の通り、オンライン上でいろいろなサービスが受けられるものかと思うのですが、まずはサービスの概要から説明していただけますか?

オンラインサービスをひと言でいうと、パソコンやスマートフォンを使って、オンラインだけで取引が完結できるサービスということになります。

自宅や外出先から資産をチェックしたり、取引したりできるほか、野村證券のアナリストによる調査レポートやマーケット解説動画、株式や投信のランキング、最新のマーケットニュースなどについて、いつでもどこでもリアルタイムにご覧になれます。もちろん、店舗でのサービスと併用することが可能です。

──最近はオンラインで取引する個人投資家が増えているとのことですが、野村證券でもそうした傾向はありますか?

そうですね。当社では第1回目の緊急事態宣言時、2020年4月から5月にかけて全国の店頭業務を休止しました。当時、金融市場では、コロナ禍で株式市場をはじめさまざまな金融商品の価格が大きく変動し、ご資産状況を小まめに確認したい方や、新たに投資に興味を持たれた方が多くいらっしゃいました。

そうした背景から、お客様にご不便をおかけしないよう、支店のパートナーやウェブサイトでオンラインサービスの活用を呼びかけていたのですが、おかげさまで契約される方は着実に増えています。

──オンラインサービスを利用される方が増えている中で、取り扱う商品や操作性など、当初のサービスから何か変化はありましたか?

お客様により快適にお使いいただけるよう、機能面とセキュリティ面でサービスの改善を重ねています。

2020年2月には、オンラインサービス上で外国株式の取り扱いを開始し、米国株式を中心に多くの方にご利用いただいています。2021年3月には、約150銘柄の既発外国債券の取り扱いを開始しました。また、2021年5月には、オンラインサービス上に、外国株式に関するニュースや詳細なチャート機能などを追加しました。

より一層セキュリティを強化し、安全にオンラインサービスをご利用いただくための改善も順次行っています。2020年12月には、ワンタイムパスワードサービス(2要素認証)を導入しました。オンラインサービスへログイン・オンラインサービスにて出金手続きしたことをお知らせするメール通知サービスとあわせてご利用いただくことで、不正出金などのリスクを小さくすることができます。今後もよりお客様に安心してご利用いただけるよう、尽力して参ります。

業界屈指の情報「量」と「質の高さ」で投資をサポート

──ウェブサイトを拝見すると、本当にたくさんの情報が掲載されていますね。「野村週報」、「週刊レポート」、「国際金融為替ウィークリー/マンスリー」といったレポートや「銘柄ピックアップー 話題のテーマから ー」などがずらりと並んでいます。この中で、特に人気なものは?

特に人気があるのは、「野村週報」「週刊 野村市場展望」「銘柄ピックアップー 話題のテーマから ー」などです。

──それぞれの特徴を教えていただけますか?

「野村週報」では、経済や金融の動向、銘柄研究などタイムリーな経済レポートを毎週お届けしています。たとえば最近だと、新型コロナウイルスの感染拡大がアジアの株式にどのような影響を与えるか、また、それに伴う個別銘柄の分析などをしていますね。

「週刊 野村市場展望」には、今週のマーケットに影響を与えそうなイベント、先週までの日本を含む世界の株式市場の動きが分かりやすくまとめられています。また、その時、旬なトピックスも掲載していますので、皆さんのマーケットへの情報感度を大いに刺激してくれますよ。そのほか、個別銘柄や業界テーマについての分析なども随時掲載しています。

「銘柄ピックアップー 話題のテーマから ー」では、その時期のトレンドをテーマとして取り上げ、テーマに紐づく銘柄を厳選して紹介します。

──レポートのほかに動画コンテンツもあって、こちらも種類が多いですね!

チャートを使った相場分析をはじめ、投資に役立つさまざまな情報を野村證券の専門家が動画で解説しています。日経平均株価のチャートを中心に、今後の高値、安値のメドやトレンドを探る「テクニカル展望」、当社のアナリストが最新のチャートや材料をもとに為替相場の動向を解説する「為替相場レポート」など、すべてオンラインサービスを契約すれば無料でご覧いただけるんですよ。

マーケット解説動画のイメージ

──動画とはいえ、テレビの情報番組のように本格的な作りで、とても見やすい。レポートも含めて、これだけの情報を提供してくれる証券会社はそう多くないのではないですか?

野村證券は国内はもとより、米国、欧州等のアナリストとも随時情報交換をし、相場を展望しています。独自情報の多さという点では、ほかにあまりないかもしれません。当社は動画も自社スタジオで収録しています。たしかに、他社のオンラインサービスとの最大の差別化は、圧倒的な情報量と細部へのこだわりだと言えるでしょうね。

「自分で情報を集めて、考える」という行為も投資の楽しさ

──オンラインサービスでこれだけ多くの情報が簡単に手に入るのは、とてもいいですね。有用な情報を取得して、自分で考えて投資する──。利益だけを追うのではなく、一連の行為そのものが楽しめそうです。

個人的な意見を言わせていただくと、投資とは本来、そういうものだと思います。お客様のご希望があれば電話での相談やコンサルティングも可能です。野村證券に口座をお持ちの方であればどなたでもオンラインサービスを無料で契約していただけますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。


プロフィール

岡村 邦弘(おかむら くにひろ)

長年にわたりオンライン専用の取引店「野村ネット&コール」の企画運営に携わる。2020年4月、オンラインサービス関連の業務が営業企画部デジタル・プラットフォーム企画課へ統合され、同部署に異動。