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夫婦の仲は60代から○○する!? 調査データから見える夫婦円満の秘訣

2019年6月12日

「人生100年時代」を本格的に迎えようとしている日本において、「生活をいかに充実させるか」は、特にある程度の年齢を重ねた人々にとって大きな関心事のひとつとなっている。もちろん、充実した生活と言っても、人それぞれにその理想とするカタチは異なる。とはいえ、やはり既婚者なら家族との関係、なかでも妻や夫との夫婦仲は重要なポイントとなるはずだ。

では実際のところ、50代から70代の人たちの夫婦関係は、一体どのようになっているのだろうか?

上の世代ほど夫婦関係は良好と感じている

調査結果を見ると、どうやら上の世代ほど「自分たちの夫婦関係は良い」と考える人の割合は高いようだ。

「夫婦関係の良し悪し」について聞いたところ、「非常に良い」「まあ良い」と答えたのは男性が50代で81.5%、60代で92.9%、70代で92.2%。対して女性は50代で79.6%、60代で86.1%、70代で87.8%という結果になった(図1)。

図1:自分たちの夫婦の関係が良いと思いますか、良くないと思いますか?

図1:自分たちの夫婦の関係が良いと思いますか、良くないと思いますか?

全国の50歳~79歳の男女1,008名を対象にしたインターネット調査。2019年2月11日~2月14日に実施。

夫婦の円満さについて、男性と女性で全体的に数ポイントのギャップが見られる点は気になるが、男女ともに夫婦仲は、定年を迎えるなどして夫婦の時間が増える60代あたりから良化する傾向にあるようだ。

夫婦円満の秘訣は?

では、夫婦関係を円満に保つために必要なことは何なのか。「夫婦円満のためには何が必要だと思いますか」と聞いた調査結果を見ると、男女ともに「相手を思いやる心」が過半数超えで第1位。次いで、「感謝を伝える」、「夫婦の会話・コミュニケーション」、「健康」などが男女ともに多くなっている(図2)。

図2:「夫婦円満」のためには、何が必要だと思いますか?

図2:「夫婦円満」のためには、何が必要だと思いますか?

全国の50歳~79歳の男女1,008名を対象にしたインターネット調査。2019年2月11日~2月14日に実施。

女性の方が「健康」や「相手を思いやる心」を重視する人が多いといったように、男女によって若干の差異はあるものの、全体としては内面的な部分を重視している人が多いという傾向が見て取れる。

一方で、「資産・財産」が重要だと考えている人は全体の6%にとどまるという結果になっていることは注目に値するだろう。

夫婦円満に「資産」は最重要ではない……、とはいえ

先の調査で、夫婦円満のために「資産・財産」が重要だと考えている人は少ないということがわかった。しかし、資産や財産は本当に夫婦関係に影響しないのだろうか。

図3の表は、「これから夫婦二人でしたいことは何か」と「資産運用の有無」を聞いた結果の集計だ。このデータを見ると、「これから夫婦二人でしたいことは何か」という質問に、人気トップの「国内旅行」から下位の「ゴルフ」まで、何かやりたいことがあると答えたアクティブ派の割合は、資産運用を「行っている」人の方が高くなっていることがわかる。

図3:「夫婦でやりたいこと」と「資産運用の有無」の関係

図3:「夫婦でやりたいこと」と「資産運用の有無」の関係

全国の50歳~79歳の男女1,008名を対象にしたインターネット調査。2019年2月11日~2月14日に実施。

一方で、「特になし」と回答した人の割合は、資産運用を「行っていない」人が、資産運用を「行っている」人と比べて高くなっている。これらの調査結果を踏まえると、「夫婦円満に資産や財産は関係ない」と考えている人が多いといえども、資産を運用している人の方が、「色々なことを夫婦で楽しみたい」という意欲が高いといえそうだ。

資産運用の有無がポイント!

実際、「最近1年間に夫婦で楽しんだアクティビティ」と「資産運用の有無」の関係を示す図4を見ても、そうした傾向は明らかだ。資産運用を行っている人ほど、実際に夫婦で様々なアクティビティを楽しんでいることが見て取れる。

また、夫婦で楽しんだことを「特になし」と答えた人の場合は、資産運用を行っていない人の割合が高くなっている。

図4:「最近1年間の夫婦でのアクティビティ」と「資産運用」の関係

図4:「最近1年間の夫婦でのアクティビティ」と「資産運用」の関係

全国の50歳~79歳の男女1,008名を対象にしたインターネット調査。2019年2月11日~2月14日に実施。

また、資産運用の有無は、夫婦でのアクティビティに使えるお金(金額)とも関係する。図5は「最近の1年間に行った海外旅行の費用(夫婦二人分)」と「資産運用の有無」を掛け合わせたものだ。このデータを見ると「50万円以上」を境に、資産運用を「行っている」人の割合が高くなっていることが分かる。

また、平均の金額にも20万円以上の差がついていることがわかる。資産運用をしている=保有資産が減る一方ではないという安心感が、夫婦で積極的にアクティビティを楽しむ一助になっているのだろう。

図5:「最近1年間の夫婦での海外旅行費用」と「資産運用の有無」の関係

図5:「最近1年間の夫婦での海外旅行費用」と「資産運用の有無」の関係

全国の50歳~79歳の男女1,008名を対象にしたインターネット調査。2019年2月11日~2月14日に実施。

夫婦で楽しみたいのは夫だけ…かも?

最後に、「これから夫婦でしたいことは何か」という先ほどの調査結果を、男女別に見てみよう(図6)。

男女ともに1位は「国内旅行」、2位は「外食」となっているが、3位は男性が「海外旅行」で女性は「散歩・ウォーキング」という結果に。また、「特になし」と答えている人の割合は、男性よりも女性の方が大きく上回っている。

図6:今後(または今後も)夫婦二人で、どのようなことをしたいですか?

図6:今後(または今後も)夫婦二人で、どのようなことをしたいですか?

全国の50歳~79歳の男女1,008名を対象にしたインターネット調査。2019年2月11日~2月14日に実施。

この調査結果を見ると、夫婦で楽しみたいという思いは男性の方が強く、夫婦でのアクティビティにお金をかけたいと考えている人も男性の方が多いようだ。対して女性は、それほど「夫婦で楽しむこと」を重視していないのかもしれない。

とはいえ、人生100年時代に連れ添うパートナーとの関係は大切にしたいもの。ぜひ今回ご紹介したデータを参考に、夫婦円満の秘訣をそれぞれに見つけてもらいたい。