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50代~70代が若い頃に憧れた自動車―定年退職のタイミングが夢を叶えるチャンス

2020年4月22日

定年を迎え、セカンドライフでは「自分の楽しみを実現したい」「これまでできなかったことをやりたい」などと考える人は多いだろう。

たとえば車が好きな人なら誰しも、若い頃に憧れた自動車のメーカーやタイプがあるはずだ。とはいえ、結婚して家族ができれば、どうしても家族を重視した車選びになる。

人生100年時代といわれる現代では、定年前後に車の乗り換えを考える人も少なくない。もしかすると車好きにとっては、定年退職や子供が手を離れるタイミングこそ、以前から“乗りたかった車”を手に入れる絶好のチャンスなのかもしれない。

そこで今回は、50代~70代の皆さんに、「若い頃に乗りたかった車」に関するアンケート調査を実施。同世代の人たちが抱く自動車についての意識を、時代による人気車種の移り変わりとともに見ていこう。

“○○カーブーム”とともに過ごした青春時代

そもそも日本の一般家庭に自動車が広く普及し始めたのは、いまの50代・60代世代の幼少~学生時代にあたる1960年代後半のこと。高度経済成長で人々の暮らしが豊かになるのと同時に、自動車メーカー各社が1000ccクラスの大衆乗用車をこぞって発売。結果、「一家に一台」とも言われるほどのマイカーブームが起こったのだ。

その後、50代・60代世代が学生~社会人時代にあたる1970年代に入ると、日本ではスポーツカーブームが沸騰。スーパーカーのミニカーやプラモデルなどに、子どもだけでなく大人までもが夢中に。小学校で禁止されるほど人気になった「スーパーカー消しゴム」など、当時のブームの過熱ぶりを覚えている人も多いのではないだろうか。

自動車がある暮らしが豊かさの象徴となり、スーパーカーや高級車に多くの人が憧れる――。そうした時代を生きてきた50代~70代に「若い頃に乗りたいと思っていた自動車はありますか?」という質問をしたところ、約55%の人が「あった」と回答。特に50代・60代の男性では、その割合が8割近くにもなっている。

「乗りたかった車種」については、50代・60代男性ではやはり「スポーツカー」がダントツの人気。次いで「高級セダン」という回答が多くなっている(図1)。

1980年代には日本の自動車生産台数が世界ナンバーワンとなるなど日本車が黄金期を迎え、バブルの頃の日本は高級車が飛ぶように売れる“ハイソカーブーム”が巻き起こった。いまの50代~70代の男性に「高級セダン」の人気が高いことには、そうした時代背景もあるのだろう。

図1:あなたは若い頃に、乗りたいと思っていた自動車はありますか?(車種を回答)

図1:あなたは若い頃に、乗りたいと思っていた自動車はありますか?(車種を回答)

全国の50歳~79歳の男女1,000名を対象にした当社インターネット調査。2019年10月31日~11月1日に実施。

70代の約半数が「憧れの車に乗れた」

では、「スポーツカー」や「高級セダン」など、若かりし頃に憧れた車がある人たちは、乗りたかった車を手に入れることができたのだろうか?

「一番乗りたいと思っていた自動車に自分の車として乗ることはできましたか?」という質問に対し、男性50代では28.1%の人が「若い頃に乗ることができた」と答えている。一方で、「あきらめた」という回答が32.6%で50代男性のトップに。男性60代・70代では、「若い頃には乗れず、欲しい車が変わってしまった」という人がそれぞれ30.1%でトップとなった(図2)。

図2:若い頃に、一番乗りたいと思っていた自動車に自分の車として乗ることはできましたか?

図2:若い頃に、一番乗りたいと思っていた自動車に自分の車として乗ることはできましたか?

全国の50歳~79歳の男女1,000名を対象にした当社インターネット調査。2019年10月31日~11月1日に実施。

また、「若い頃には乗ることはできなかったが、歳を取ってから乗ることができた」と回答している人の割合は、70代(24.8%)と、50代(8.1%)・60代(9.6%)とで大きくギャップがある。やはり、憧れの車を買うという夢の実現は、「子どもの独立」、「定年退職」などをきっかけに、検討をされる人が多いのかもしれない。

いまだからこそ叶えられる。そんな夢を実現しよう

近年の自動車ブームといえば、世界で評価される国産SUV(Sport Utility Vehicle)の根強いブームなどがあるものの、バブル崩壊後は人々が自動車に求めるニーズが多様化。いまや自家用車の主流はすっかり軽自動車やミニバンへと移行した。

とはいえ、最近では国内外の有力自動車メーカーからニューモデルのスポーツカーが続々と発表されるなど、スポーツカーブームの再燃が噂されている。

「一家に一台」車があるのが当たり前で、スーパーカーや高級車に多くの人が憧れる――。そんな時代を生きてきた世代の人たちにとって、自動車は一つの憧れの象徴といえるもの。もちろん自動車以外でも、若い頃に抱いてそのままになっている“夢”が、誰にでも一つや二つあるだろう。

長年頑張ってきた自分へのご褒美として、いまそんな夢と向き合うことができれば、これからのセカンドライフはきっと充実したものになる。そのためにもやはり、余裕のある老後資金が大切。できるだけ早く資産の増やし方や使い道などを計画したり、専門家に相談しておきたいところ。

一度きりの人生だからこそ、「そのうちいつか」と夢の実現を後回しにせず、叶えられる夢からどんどん叶えて、ぜひセカンドライフをエンジョイして欲しい。