RTGS|証券用語解説集
読み:あーるてぃーじーえす
分類:取引(売買)
Real Time Gross Settlementの略称で和訳は即時グロス決済。中央銀行の当座預金振替によって行われる金融機関同士の資金取引や国債などの決済システムの手法のひとつで、一つ一つの取引を個別に即座に行う仕組みのこと。
日本銀行は、かつて一定の時刻に複数の金融機関の受け払いをまとめて決済する「時点ネット決済」の手法をとっていたが、1参加者が決済できないと決済システム全体がストップしてしまうというシステミック・リスクがあった。
こうしたリスクの削減と効率化の観点から、日銀は決済方法を「RTGS」に原則一本化することを決定。2001年に日本銀行当座預金と国債の決済方法をRTSGに移行、2008年には決済に必要な資金を節約する「流動性節約機能」を日本銀行当座預金に導入した。また、民間決済システムでは、同年、外国為替円決済制度で完全RTGS化を実現し、2011年には全国銀行内国為替制度(全銀システム)で大口取引の決済方法がRTGSに移行した。
グローバルな取引においても、ある国で起こった信用不安が世界中に及ぶ可能性が高まっており、こうしたリスク回避のためにもRTGSは各国で導入され国際標準化している。
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