野村ウェルス・マネジメントのチーム
デジタルと人の力で お客様の資産形成に寄り添う挑戦
投資を続けて資産成長を目指し、人生をより豊かに
藤澤 綾 デジタル・カスタマーサービス部 課長
- 2008年に転居を伴わないエリア限定職として入社。非エリア職へ転換し、異動。二度の産休・育休を経て再びエリア限定職に転換。複数支店でのパートナー経験を活かし、2023年よりデジタル・カスタマーサービス部に勤務。
野村のデジタル・カスタマーサービス(以下、DCS)部は、主にオンライン面談等を通じて多くのお客様に様々な商品やサービスを提供している。デジタルによる利便性とパートナーが提供する信頼性や専門性を掛け合わせることで、野村の総合力をお届けする新たなサービスの形を実現している。DCS部でパートナーのマネジメントを担う藤澤綾が、その現在地を語る。
- 野村では、「お客様から最も信頼される相手として選ばれたい」という思いから、営業担当者を「パートナー」と呼んでいます。
今までのやり方を手放し、ゼロからの出発
DCS部はコロナ禍を経て立ち上がった新しい部署です。私たちがご担当するお客様は、企業にお勤めで預貯金や退職金の運用をお考えの方や、すでにご退職され、これからのセカンドライフをどう過ごすか検討されている方などさまざまです。私たちは、お客様一人ひとりのニーズにお応えできるよう、野村の商品やサービスを日々お届けしています。
インフレやマーケットの変化などに伴い、お客様のお金にまつわる不安やお悩みは複雑化しています。そのような中で、より多くのお客様に資産運用の重要性を伝えたいという思いでDCS部は立ち上がりました。現在では全国4か所に拠点を構え、オンライン面談等を通じてお客様に野村のサービスをご提供しています。
DCS部のパートナーは、デジタルツールを活用することで効率的かつきめ細やかなサポートの実現を目指しています。野村のDX(デジタルトランスフォーメーション)におけるチャレンジの最前線と言えます。店舗では、お客様と対面でお話しするのが当たり前でした。しかしDCS部はオンライン面談が中心です。これまで経験のない取り組みに不安もありましたが、コロナ禍で加速したオンライン化の流れは今後も続くという確信がありました。「今までのやり方は一度手放して、ゼロから考えよう」と決意しました。
お客様からは「インフレが進む中で、今まで通りの生活をしているとどんどん貯金が目減りする」「しかし、運用には損失の可能性があり、怖くて踏み出せない」などのご不安な気持ちをよく伺います。
私たちのミッションは、インフレから大切なご資産を守り、将来の資産形成のお役に立てるように適正なリスクをとった資産運用の重要性をお伝えし、お客様に伴走することです。お客様に豊かになっていただきたい、お客様のご意向に合った商品やサービスをご提案したい。その思いは、対面であってもオンラインでの面談であっても変わりません。
積立投資の結果に納得 相続財産も運用に
「資産運用の必要性はわかっているけれど、何をして良いかわからない。リスクは取りたくない」とおっしゃるお客様に対して、積立投資は有効な選択肢の一つです。少額から始められ、毎月一定額の有価証券を買い付けることで時間を分散し、リスクを抑える効果が期待できます。投資についてじっくり勉強する時間はない、やり方がわからないという方でも、始めやすい投資スタイルです。
あるお客様は資産運用に充てられるまとまったご資金をお持ちでしたが、資産運用に慣れていらっしゃらず、運用効果を実感されたことがなかったため、一度に大きな資金を投資に回すことは怖いと感じられており、「様子を見ながら運用したい」というご意向をお持ちでした。そこで、一括で投資信託を買い付けるのではなく、まずはNISAを活用して「長期・積立・分散」により資産を育てる手法として、毎月10万円の積立投資から始めることをおすすめしました。
積立投資を始めてからマーケットは大きく上下しましたが、1年弱で合計100万円を積み立てた結果、平均取得価格が抑えられ、1割強の評価益となったためご連絡を差し上げました。お客様は運用成果にご満足され、現在でも積立投資を継続されています。資産総額に関わらず、お客様のご意向やリスク許容度に合わせてご提案したことで信頼関係を築けたのだと思います。その後、ご両親から相続されたご資金のほぼ全額を野村にお預けいただき、現在も継続的にサポートさせていただいています。
このように、積立投資をきっかけに投資の感覚を身につけられるお客様も少なくありません。相場の良いときも悪いときも、慌てずに積立を継続するといつの間にか資産が増えていることがある。この経験をされた方は、特に長期視点で資産運用を続けやすいと思います。DCS部立ち上げ当初から、私たちは積立投資のご提案を一貫して大切にしてきました。
現役世代のお客様は、仕事やご家族のケアでお忙しい方も多く、老後資金のための資産運用について考えることが後回しになりがちです。一方で、退職後の世代のお客様は「人生100年時代だからこそ、退職金をもらっても安心できない。もっとお金を増やさなければ」と考える方が多い印象です。世代ごとに抱えるお悩みは異なりますが、共通してご提案できるものは何だろう──そう考えたとき、積立投資は一つの答えになりました。
将来的にインフレが続いた際、「投資を続けてよかった」とお客様に実感していただけるのではないかと思っています。
ご夫婦で、ご家族で──信頼が広がる瞬間
2024年に新しいNISAが始まり、当時は多くのお問い合わせをいただきました。なかでも印象的だったのは、「50代、60代からでも、つみたて投資枠の活用は遅くないですか」というご相談です。長期的に運用するには今からでは遅いのではないか、と不安に思う方が多くいらっしゃいました。積立投資の投資手法として知られるドルコスト平均法は、定期的に一定金額ずつ金融商品を継続購入する手法です。価格が高いときは口数が少なく、価格が低いときは口数が多くなるため、平均購入単価を抑えやすく、値上がり局面では利益が出やすくなる効果が期待できます。ただし、相場が一方的に下落し続ける場合などは、積立投資の評価額がトータルで損失になる可能性がある点には注意が必要です。こうした仕組みを踏まえ、私たちは「50代、60代からの積立投資でも、資産形成は十分に可能だと思います。」とお伝えしていました。
お客様と接する中で、積立投資の効果にご満足いただけていることを実感する場面もあります。運用のご経験がなく、少額から積立をスタートされたお客様がいらっしゃいました。開始後の相場変動に不安を感じられたこともありましたが、ドルコスト平均法の仕組みをご理解いただいていたので、積立をコツコツ継続してくださいました。
その結果、数年後には利益が出て、「あのまま預金にしていたら資産が増えることはなかった」と喜んでいただき、さらにご主人も一緒に運用を考えたいとご紹介いただきました。現在では退職金の運用を含め、セカンドライフに向けた資金作りを一緒に検討しています。
大切なご家族を紹介していただけるというのは、お客様から信頼をいただけたという証だと感じています。こうした「信頼が広がる」瞬間は、とてもうれしいです。
デジタルの力で多くの方に情報を届ける
お客様は普段お忙しい方が多く、「相談するために店舗に行かなければならない」「時間を作らなければならない」というのは大きなハードルとなります。しかし、デジタルツールを活用することで物理的な制約がなくなり、コミュニケーションが取りやすくなります。オンライン面談であれば出張中のお客様との面談も可能で、お客様からは「どこにいても相談できてありがたい」というお言葉をいただきます。
また、資産運用アプリ「NOMURA」を通じて資料やメッセージをお送りしており、重要なお知らせはお手元のスマートフォンに「パートナーからのお知らせ」としてお届けしています。お客様からは「パートナーがきちんと見てくれている」と感じていただけることが多く、それだけでご安心いただけます。対面でのコミュニケーションではありませんが、こうしたデジタルでの接点が信頼の基盤になっていると考えています。デジタルならではの迅速さで多くのお客様へ同時に情報をお届けできる点こそ、DCS部の強みの一つだと思います。
デジタルの活用で効率的に利便性をご提供しつつ、お客様一人ひとりに寄り添う姿勢は持ち続ける。手段は変わってもサービスの本質は変わりません。
ミッションは「お客様に幸せになってもらう」こと。一体感のあるチームづくり
マネージャーを務めることも、新しい部署でゼロから仕事を構築することも、すべて初めての経験でした。
正直、悩んだことも多くありました。部下がお客様との応対で思うようにいかないとき、何度「自分がお客様と話そうか」と思ったことか。しかし、部下に任せて成長を支え、見守ることが大切だと気づきました。次第に部下の成果も自分のことのようにうれしく感じられるようになったのです。頑張って成果を出しているのを見たとき、困難にぶつかりながらも目標を達成したとき、努力が形になりお客様に喜んでいただけたとき……。そうした瞬間が何よりうれしいです。
私たち全員が共有しているミッションは、「お客様に幸せになってもらう」ということ。商品をご案内する際にも、まずは「お客様の意向に沿っているか」を考えます。数字で見える成果も大切ですが、お客様に寄り添うその過程が何より重要です。
日本の金融リテラシーには現状、まだ課題が多くあると言われています。中学校や高校で資産運用について学ぶ機会が少なかった方も多くいらっしゃいます。そうしたお客様にも、分かりやすくご説明してどのように幸せになっていただくか、その道中を伴走するのが私たちの仕事です。お客様に豊かになっていただきたい。そのために野村は何ができるか──手段がデジタルに変わっても、変わらない思いを胸に、進化していきます。
- 本稿はNOMURA WEALTH MANAGEMENTの⽬指す姿についてのご理解を深めていただくためのもので、記事の中で個別の提案内容や成果に⾔及することがありますが、⼀例であり、同様の結果を保証するものではありません。
- 掲載社員の仕事内容・部署は取材当時のものです。
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野村のソリューション・サービスのご紹介 金融資産ソリューション
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ポートフォリオ運用とは、機関投資家等が採用している運用手法で、投資資金を複数の資産クラスや市場に分散させることでリスクを低減し、安定した収益を目指す投資戦略のことです。野村證券では「世界経済の成長」をご自身の「資産の成長」とするための「長期視点でのポートフォリオ運用」をご提案します。ご提案は、「CIO(Chief Investment Office)」による資産配分やファンド選定に基づき行います。
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野村のソリューション・サービスのご紹介 デジタルサービス
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お客様の資産管理をデジタルサービスでサポートします。
お客様に合った商品・サービスのご案内や、「調査の野村」としての強みを発揮し、タイムリーな投資情報を随時発信しています。