野村證券のアナリストの見通しは?
円安とインフレ、今後どうなっていくのか?
このような円安・インフレの状況の今後について、アナリストはどのように見ているのでしょうか。下の図は野村證券による「米国の政策金利と米国10年国債利回りの推移と今後の予想」です。
米国政策金利と10年国債利回りの予想
利上げによる景気後退でピークアウトが予想される米国10年債利回り
( 2022年11月4日時点予想 )
「なぜ円安とインフレが同時に進行しているの?」のページでも記載したように、米国の中央銀行に当たるFRB(連邦準備制度理事会)はインフレの抑制と好景気持続の両方を目指しています。しかし実際には、FRBは利上げを続けて、インフレを抑え込むためなら景気悪化もいとわない強い姿勢に出ています。
こうしたFRBの姿勢をうけ、景気の先行指標である長期金利、10年国債の利回りは景気悪化を織り込み、2023年を境に低下傾向になると野村證券は予想しています。結果として、ドル円は2023年3月時点で1ドル=135円、同12月時点で1ドル=125円と予想しています。
つまり現時点では、野村證券のアナリストは米国の金利水準の低下と、円高ドル安を想定しています。このような状況の中で有効と考えられる投資戦略とは何なのでしょうか? 次のページで紹介します。
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