Guidance資産運用の手引き 初心者がイチから考えるお金の話
今すぐお金と向き合う理由
これからどんな人生を歩んでいくのか、自分でイメージし、自分で備えていく時代を迎えようとしています。
今必要なお金、大きなイベントへの出費の準備、セカンドライフへの備えなど、まずは具体的にお金に関する疑問に向き合うことが重要です。
ライフステージ別に、「必要なお金」をイメージ
現役世代に必要なお金、セカンドライフに必要なお金。
現役世代では、さまざまなライフイベントを経験し、そのたびにお金もかかります。
将来訪れるであろうライフステージを思い描き、それに必要なお金をイメージしましょう。
- 住宅購入価格
- 3,921万円
- 結婚費用※1
- 454.3万円
- 出産費用
- 50.7万円
- 教育費※2
- 817万円
- 結納・婚約、挙式、披露宴・ウェディングパーティ、二次会、新婚旅行
- 幼稚園~大学(全て国公立)
出所:(独法)住宅金融支援機構「2023年度フラット35利用者調査報告」、ゼクシィ結婚トレンド調査2024(首都圏)調べ、厚生労働省「第186回社会保障審議会医療保険部会資料」、文部科学省「令和3年度 子供の学習費調査」、「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」より野村證券作成
公的年金だけだと厳しそう。セカンドライフにかかるお金
気ままな旅行や、家のリフォーム、孫にもたまにはおこづかいを…そんな豊かなセカンドライフを過ごしたい。
しかしそれを実現するには、公的年金だけでカバーすることは厳しそうです。
自分の描いたセカンドライフを送るためにはどうしたらよいでしょうか?

- 夫がサラリーマンで妻が専業主婦の場合おける標準的な年金額(令和4年度)
出所:厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」、(公財)生命保険文化センター「令和4年度 生活保障に関する調査」より野村證券作成
預貯金があればOK、だったのは昔の話?
過去、預貯金が高金利だった時代なら、預貯金だけでも十分資産を増やすことができました。
しかし時代は変わり、預貯金だけでライフステージごとに必要となる金額やセカンドライフに必要な資産を作ることが非常に困難になっているのが実情といえるでしょう。
定期預金で元金を2倍にするには
定期預金で元金が2倍になるまでに必要な期間は、金利によって大きく異なります。
西暦 | 金利 | 必要な期間 |
---|---|---|
1975年 | 8.00% | 9年 |
2024年 | 0.13% | 約534年 |
- 複利で計算しています
出所:ゆうちょ銀行「金利一覧」より野村證券作成
物価の上昇が止まらない。備えておきたいインフレ対策
食品や電気料金、ガソリンなど身近なモノが値上がりしており、現在はインフレの状態にあるといえます。インフレになると、モノやサービスの値段が上がる一方で、相対的に「お金の価値」は下がります。
私たちの資産構成や投資先について、検討が必要な時期が来ているのかもしれません。
- 食パン(1kg)
-
- 1970年
- 116円
- 2000年
- 422円
- 2023年
- 514円
- すし(外食、並1人前)
-
- 1970年
- 200円
- 2000年
- 1,211円
- 2023年
- 1,577円
- 新聞代(1カ月)
-
- 1970年
- 750円
- 2000年
- 3,925円
- 2023年
- 4,746円
- 理髪料(男性1回)
-
- 1970年
- 555円
- 2000年
- 3,612円
- 2023年
- 4,066円
- 新聞代は全国統一価格、その他は都道府県庁所在市及び人口15万以上の市、東京都区部での値段。
出所:総務省統計局「日本の長期統計系列」および「2023年小売物価統計調査(動向編)」より野村證券投資情報部作成
お金に働いてもらう。「資産運用」がもたらす将来
現代を生き抜くためには、お金に働いてもらうのがポイントです。
お金に働いてもらう、つまり「資産運用」を行うことで、将来の運用成果に大きな差が出ることが分かります。
毎月3万円を20年間運用した場合

出所:野村證券作成
- 実際の投資結果とは異なります。手数料・税金などは考慮していません。複利で計算しています。積み立ては各月末に行うものとします。
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商品選び、タイミング、ノウハウなど、資産づくりをはじめるときの考え方や切り口は人それぞれ。
野村だからこそ、安心して踏み出せる一歩があります。
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