理論ベーシス|証券用語解説集
読み:りろんべーしす
分類:取引(売買)
裁定取引において、「先物の理論価格」と「現物価格」との差のこと。裁定取引では、先物の理論価格と実際の先物価格を比較して、割安なものを買い、割高なものを売る。
理論ベーシスとは別に、「実際の先物価格」と「現物価格」との差のことをベーシスといい、理論ベーシスとベーシスを比較して、割高・割安を判断する。
一般的に、ベーシス値>理論ベーシス値(実際の先物価格>先物の理論価格)の場合、理論値より先物が割高となっていると判断し、先物を売り建て、現物を買い建てる「先物売り・現物買い」を行う。ベーシス値<理論ベーシス値(実際の先物価格<先物の理論価格)の場合、理論値より先物が割安になっていると判断し、割安な先物を買い建て、現物を売り建てる「先物買い・現物売り」を行う。
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