歳入|証券用語解説集
国家財政の年間収入のこと。
歳入の大部分は、税収入からなっている。これには直接税と間接税とがある。
直接税
所得税・法人税・相続税のように国家に直接納める税金
間接税
消費税・酒税のようにモノを売る側がいったん預かる形で徴収する税金
来年度の予算を立てる際に、この歳入をどこからどのように集めるのかを考える。例えば、景気の悪い年にはしばしば減税が行われ、減税が行われると、給料の手取り金額がいくらか増加するので、消費に回るお金も増加することになる。景気対策の基本的な仕組みから言えば、景気刺激策には「減税」、景気引き締め策には「増税」ということになる。
国家の財源である税収入を増やしたいときに、所得税率や法人税率を高くすると、家計や企業活動に大きな影響を与えることになりかねないので、直接税の増税は慎重になる。財源不足時に、税収入を増やす方法としては、間接税の税率を変更する方法がある。消費税率の引き上げなどがそのいい例である。
来年度予算の税源の中で何をいくら位に予定するか、昨年度予算から自然増減のままとするか、それとは違う税収見込みを立てるか、そこに政府の財政政策が出てくる。
減税を含めて税率の変更は、政府が勝手に指示を出せるわけではなく、国会での承認が必要である。年末の臨時国会で「来年度税制改革法案」が審議され、それが可決されてから、その税収見込みを予算案として、1月からの通常国会で「来年度予算案」が審議されるという手順となる。
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