CPTPP｜証券用語解説集

「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定（Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership）」の略称。環太平洋パートナーシップ協定（TPP）から離脱した米国以外の11カ国間で同協定の内容を早期実現するため設立された。

2017年1月の米国のTPP離脱表明後、当初12カ国で合意されていたTPPの規定のうち20項目の効力を凍結して同年11月に米国を除く11カ国で大筋合意。その後2項目が凍結項目に追加され、2018年3月にはチリで11カ国が同協定に署名した。TPP11とも呼ばれる。同年8月には署名国の過半数となる6カ国（メキシコ、日本、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、オーストラリア）が国内での批准手続きを完了し12月に発効、その後すべての参加国で発効された。2024年12月には英国の新規加入が見込まれている。