バーゼル2|証券用語解説集
読み:ばーぜるつー
分類:経済
国際業務を行う銀行の自己資本規制であるバーゼル1を見直し、銀行の経営が健全であるかどうかを示す「自己資本比率」を算出する国際ルールの変更や金融機関自身によるリスク管理の向上、情報開示の充実などを柱に2004年に改定された新しい枠組みのこと。 主要国の中央銀行監督局が加盟するバーゼル銀行監督委員会によって定められた。
自己資本比率の分母部分を、これまでの「市場リスク」と「信用リスク」に加え、システム障害や不正行為などによる変動を加味した「オペレーショナルリスク」の3つの和とした。また、信用リスクについてはリスクをより正確に反映するために計算手法を多様化した。
2008年の金融危機を受けて、さらに規制を強化したバーゼル3が2010年に発表された。
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