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ギヤリングレシオ|証券用語解説集

読み:ぎやりんぐれしお
分類:分析・指標

ワラント(新株予約権)の市場価格および権利行使対象となる株価、双方の変動率の間には歯車のギヤ比のような倍率関係がある。ギヤリングレシオはこの比率を指し「株価÷ワラント価格」で計算する。ただし、株価が権利行使価格を上回ってはじめて意味を持つ指標となる。例えば、株価が現在1000円の株式を権利行使価格900円で購入可能なワラントの本源的価値は株価と行使価格の差にあたる100円。この時株価が1100円に値上がりしたとすると、ワラントの本源的価値は200円に増加する。双方の上昇率を計算すると、株価の10%上昇に対してワラント本源的価値の上昇率はその10倍である100%になり、この倍率は「株価(1000円)÷ワラント本源的価値(100円)=10」に一致する。

ギヤリングレシオは別の意味で、企業、特に銀行の財務の健全性を示すデータの一つとして、自己資本を総資産で割った値を指す場合もある。

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