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グローバル債券|証券用語解説集

読み:ぐろーばるさいけん
分類:債券

2つ以上の債券市場(通常は、米国、欧州、アジアの主要マーケット)において、同時に発行・販売される債券のこと。投資適格の発行体によって発行されている。

グローバル債券は、1989年に世界銀行がはじめて米ドル建て債券を発行した以降、1991年にアジア開発銀行がアジアの資本市場の育成を目的として起債をおこなうなど、その市場規模は拡大し続けており、投資家の数も世界的に拡大している。

発行体からみると、グローバル債券は、米国、欧州、アジアで同時に募集し資金調達することができるので、いずれかの市場で起債するよりも多額の資金を調達することができるとされている。投資家からみると、グローバル債券は、流動性が高いことがその魅力の一つとされている。

決済は、欧州のユーロクリアや、米国のDTCといった国際的決済機関を通じておこなわれているが、それらの決済期間をつなぐ決済システムが整っているため、債券の流通市場において取引や決済が容易になっている。

こうしたことからグローバル債券は、世界の流通市場の間にあった価格、決済、売買など地域格差を縮める役割を果たし、また、債券の起債の国際化を進展させるきっかけにもなっている。

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