受託者責任|証券用語解説集
読み:じゅたくしゃせきにん
分類:年金・保険
フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary duty)の和訳。受託者(投資信託や年金の制度設計、資産の運用に携わる者)が受益者に対して果たすべき責任と義務のこと。受益者の利益に反する取引を行わず受益者の利益のためだけに職務を遂行する「忠実義務」、各々の立場にふさわしい者がふさわしい知識に基づいて注意を払う「善管注意義務」などがある。
金融庁は金融機関が果たすべき「フィデューシャリー・デューティー」として、投資運用業者に「系列販売会社との間の適切な経営の独立性の確保、顧客の利益に適う商品の組成・運用等」、販売会社に「顧客本位の販売商品の選定、顧客本位の経営姿勢と整合的な業績評価」等を促している。
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