投資信託のお取引
投資信託の商品性、
リスク、費用(コスト)を把握する
投資信託を選ぶにあたって確認しておきたい資料や主な費用(コスト)についてご説明いたします。
投資信託の商品性やリスクを把握するには
「投資信託のリスクとリターン」で述べた通り、投資信託ごとにリスクの種類や大きさは異なります。
個別の投資信託を選ぶにあたって、商品性やリスク、費用(コスト)などを把握するためには、目論見書や販売用資料、月次レポートをチェックすることが必要です。
目論見書 | 目論見書は、投資信託を購入する際に、投資信託に関する重要な情報を投資家に伝えるための書面で、投資家に交付することが法律で義務付けられています。ファンドの目的・特色、投資のリスク、運用実績、主な費用(コスト)など、投資信託の基本的な情報が記載されています。 目論見書には、投資家に必ず交付しなければならない「交付目論見書」と投資家から請求があったときに交付する「請求目論見書」の2種類があります。 |
---|---|
販売用資料 | 運用会社が目論見書をもとに作成する資料です。 |
月次レポート | 適時開示される資料で、ファンドの概要や基準価格推移のグラフや今後の運用方針など、ファンドの直近の情報が確認できます。 |
上記の資料は、個別のファンド詳細画面よりご確認いただけます。
個別の投資信託の商品性に加えて、主な費用(コスト)についても理解しておくことが必要です。
投資信託はそれぞれの商品ごとにかかる費用(コスト)が異なります。
以下で詳しくみてみましょう。
投資信託の主な費用(コスト)
投資信託には、購入時に生じる「購入時手数料」、保有期間中に生じる「信託報酬」など様々な費用があります。
購入時 | 購入時手数料 | 投資信託を購入する際にかかる費用(コスト)。投資家が販売会社に支払います。無料(ノーロード)のものもあります。 |
---|---|---|
保有中 | 信託報酬 (運用管理費用) |
運用や資産の管理などに対してかかる費用(コスト)。信託財産から日々差し引かれます。 |
売却時 | 信託財産留保額 | 投資家の換金申込みを受けた際、ファンドが保有する資産の売却等にかかる費用(コスト)。これを残った投資家が負担すると不利になるため、そのコストを売却者に負担してもらい、公平性を図ることを目的としています。信託財産留保額がかからないものもあります。 |
換金時手数料 | 一部の投資信託で、換金時(または償還時)にかかる費用(コスト)です。 |
前へ
次へ
投資信託によっては、上記以外の費用(コスト)が発生する場合があります。詳しくは各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)などをご確認ください。