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野村リサーチ

2026.08.06 NEW

ポジション調整の反動は一巡か 好決算銘柄への順張りが進む展開へ 野村證券ストラテジストが解説

ポジション調整の反動は一巡か 好決算銘柄への順張りが進む展開へ 野村證券ストラテジストが解説のイメージ

株価モメンタムが底打ち、好決算銘柄が優位な展開へ

2026年4月以降の累和ファクターリターンが7月28日にマイナスに転じ、この間の上昇分をすべて打ち消す水準まで下落したことから、野村證券では一連のリバーサル(反転)はほぼ完了したとの見解を示しました。その上で、7月最終週にグロース(成長)かつ低株価モメンタムの銘柄の大幅な上昇が目立ったことについて、月末の接近や強制的なアンワインド(持ち高の解消)などにより、短期的に株価が過剰反応している可能性を指摘しました。

過去12ヶ月株価モメンタムのファクターリターンは、2027.3期1Q(第1四半期)決算発表が本格化した7月30日から大きく反発しました。8月5日まで5営業日続伸し、底値から+18.0%と大幅に回復しています。特に7月31日は+9.5%と、1996年以降で最大の日次ファクターリターンを記録しました。強制的なアンワインドとみられるポジション調整の反動も一巡したと考えられます。

過去3ヶ月株価モメンタム及び過去12ヶ月株価モメンタムの累和ファクターリターン

ポジション調整の反動は一巡か 好決算銘柄への順張りが進む展開へ 野村證券ストラテジストが解説のイメージ

(注)TOPIX500ユニバース。2026年4月以降。
(出所)QUICK、Bloomberg、IFISより野村證券市場戦略リサーチ部作成

今後の物色は、引き続き2027.3期1Q決算発表の消化が中心になるとみています。4月以降の株価リターンのゆがみの修正は完了したと考えられます。このため、過去平均的な1Q決算発表時と同様に、決算内容が良好な銘柄への順張りが進むとみています。その結果、相対的に業績優位性の高い高株価モメンタム銘柄がアウトパフォームしやすくなると考えています。以下の図表には、過去12ヶ月株価モメンタムの上位5%に入る銘柄を示しました。

過去12ヶ月株価モメンタム上位5%銘柄
コード 銘柄名 予想PER 実績PBR
(倍) (倍)
285A キオクシアホールディングス 3.71 11.87
3105 日清紡ホールディングス 13.80 1.22
3436 SUMCO 53.61 2.18
4004 レゾナック・ホールディングス 19.17 3.95
4062 イビデン 38.44 8.03
5016 JX金属 21.55 5.19
5333 NGK 16.89 1.98
5706 三井金属 17.72 4.44
5713 住友金属鉱山 10.56 1.13
5801 古河電気工業 18.21 6.04
5802 住友電気工業 16.31 2.42
5803 フジクラ 25.90 14.66
5991 日本発條 15.37 1.90
6134 FUJI 20.17 3.28
6525 KOKUSAI ELECTRIC 25.67 8.91
6752 パナソニック ホールディングス 17.73 1.92
6754 アンリツ 24.85 3.68
6856 堀場製作所 18.91 3.29
6857 アドバンテスト 31.68 21.76
6920 レーザーテック 29.40 18.44
6963 ローム 30.93 2.41
6976 太陽誘電 29.77 4.05
6981 村田製作所 29.10 5.07
8377 ほくほくフィナンシャルグループ 12.94 1.23

(注)TOPIX500ユニバース。過去12ヶ月株価モメンタム上位5%銘柄。PERはIFIS予想、来期優先。2026年8月4日時点。
(出所)QUICK、Bloomberg、IFISより野村證券市場戦略リサーチ部作成

(編集:野村證券投資情報部)

編集元アナリストレポート

日本株クオンツメモ – 株価モメンタムは底値から約18%プラス(2026年8月5日配信)

(注)各種データや見通しは、編集元アナリストレポートの配信日時点に基づいています。画像はイメージ。

※本記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。

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